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英作文練習 Day 8 as とwhen の違い

 One evening as he wandered about the streets with his whole attention fixed on the sky, he bumped into something hard.  

ある晩、空に心をとらわれて通りをぶらついていたとき、彼はなにか硬いものにぶつかった。 

 

  1. wander about ≒ hang around : ぶらつく
  2. fix one's attention on :  〜に注意をむける
  3. bump into ≒ strike against : ぶつかる

 

「〜ときに」に対応する語として as と when があげられますが、この使い分けはどうしたらいいのかということが問題になります。

 

端的にいうと、as は短い時間(0秒〜十数分?)における同時性を強調します。

as = whileの短い時間(点)バージョンといってもいいかもしれません。

 

"Look, my darling," the girl said as they walked by the theater.

「あなた、見て」映画館を通り過ぎる時、その少女はいった。

 

このことから、次のような使い分けができます。

As I left the house I remembered the key.

家を出ようとした時、鍵のことを思い出した。 

に対して、

 When I left the house I remembered the key.

家を出た時、鍵のことを思い出した。 

 As 以降の出来事、"left the house" = 「家を離れる」 という抽象的な行為が、 As の作用により、極めて時間的に限定的な行為、「ドアを開けて家を出る」というイメージで解釈されるということです。

 

as の指定する時間が短い場合、hardly whenと同じ感じになります。

 

It started to rain as(as soon asにするとパワーアップ!) he came back home.

Hardly had he came back home when it started to rain.

 

英作文練習 Day 7 implore 嘆願する

implore : 嘆願する 

 例文

Departing friend implored us not to bother to come to the station to see them off next morning. Naturally, we were deaf to this entreaty, knowing him to be not quite sincere. 

 

旅立つ友達は翌朝わざわざ駅まで見送りに来ないでくださいと言ったが、当然、私たちは、彼が心からそう言っているのではないことがわかっているので、この懇願には耳を貸さなかった。

 

  1. bother to do : わざわざ〜する
  2. deaf to : 〜に耳を貸さない

嘆願する・懇願するなどの同義語

  1. implore
  2. beg
  3. entreat
  4. plead : The actress pleaded with the director to let her play the part.(この用法では自動詞で、with 人 to do)

要求する

  1. demand
  2. claim
  3. require

お願いする

  1. ask
  2. ask you a favor = ask a favor of you
  3. request

懇願(名詞)

  1. entreaty

 

英作文練習 Day 6 強い語彙で語数を節約する

アラームが大きな音で鳴ったとき、彼は大急ぎで出口に向かった。

 

訳例1

When the alarm went off with a loud sound, he went to the exit in a great hurry.

 

訳例2

When the alarm sounded loudly, he hurried to the exit.

 

訳例3

When the alarm blared, he bolted to the exit.

 

  1. blare =(警笛・拡声器などが)ガンガン鳴る
  2. bolt = 駆け出して逃げ出すこと
  3. 訳例3のように、一つの語で多くの含意やニュアンスを含むものを用いることで、文が簡潔になるだけでなく、生き生きとした描写が可能になる。

英文和訳問題では意訳か直訳か?

英文和訳問題は何を求めているのか?

学生時代、英文和訳の問題を何度も解かされた方は多いと思いますが、その度に議論になるのが逐語訳(直訳)か意訳かということです。これは出題者側の意図によって変わってきますから、入試問題の作成者はそこのところをきちんと示すべきですが、ここでは一般的な議論を通して、英文和訳問題の適切な解答はどうあるべきかを示そうと思います。

 

そもそも、英文を和訳するときには①英文を読解し、その上で②対応する適切な日本語訳を記述するという2つのステップを踏みます。

 

意訳は、

英語→意味→日本語

というステップを踏みます。すると、以下のような例文に対して、

(a) Customers who do not have Special Cards cannot use the Lounge.

これは意味としては、

(b) The Lounge is for Special Card holders only.

と書き換えることもできそうです。

ですから、意味さえあっていればよいという考え方でいけば、「スペシャルカードをお持ちでないお客様はラウンジをご利用いただけません」と訳しても、「ラウンジはスペシャルカードをお持ちの方のみご利用いただけます」と訳してもよいことになってしまいますが、論理的な正確さや、本来のニュアンスを犠牲にしてしまっています。こうした言い換えは、職業的な翻訳など、極めて高度で実践的な場面で意味を持ってきますが、入試における英文和訳では不適切であると思われます。なぜなら、ただ意味さえ分かっていれば良いということであれば、選択式の長文読解問題で十分だからです。英文和訳を課すところの意味は、「意味」の読解そのものではなく、形式的な「構造」までも正確に把握しているかをみるところにあります。

 

入試において適切な英文和訳のステップは、

英語→意味、構造→日本語

というステップです。

英語には英語特有の思考的形式があり、これが文章の大きい構造の骨格となっていたり、熟語的表現の基盤となっています。したがってこれらをその英語的な意味的ニュアンスを正確に汲み取り日本語訳すれば、当然の帰結として、日本語としてはやや不自然な構成や表現を用いざるを得ない。それを了解した上で、英文の構造を優先する必要がある。こうした場面で日本語の運用能力を測ろうとするのはナンセンスだと思います。(もちろん、

This temple has been the symbol of dignity for hundreds of years in this country.

のような日本語とは相いれない語順を、

In this country, this temple, for hundreds of years, has been the symbol of dignity.

と書き換えて、「この国で、この寺院 は何百年も権威の象徴であり続けてきた。」と訳す程度の変更は必要ですが、これは二つの英文の間で「入れ替え」を行ったにすぎません。)